2020年9月28日にリリースされた「原神(げんしん)」を触れてみよう。
新作MMORPG「原神」
同日にPC版、PS4版、iOSとandroid版をクロスプラットフォームとして実装された原神、中世の世界観を持つリアルな黒い砂漠やロストアークとは異なり、ブループロトコルCBTの様なファンタジーな世界観が広がっています。
クロスプレイということは、PCとスマホユーザーが一緒の空間で遊ぶことができるということです。
ただし、ストーリー序盤はシングルモードになっており、マルチプレイが可能なのは冒険ランク16からです。
マルチプレイでは、ホストのワールドや秘境(ダンジョン)をともに探検できたり、デイリー依頼を行ったりできます。ただ、メイン依頼や宝箱はホストプレイヤーのみ相互作用できるなど制限もあります。
世界観とゲーム仕様で感じたこと
ファンタジーな世界観が売りとなる「原神」、ゲームをデザインする上でのコンセプトとして、「東洋特有のファンタジー」が重視されていたそうです。
ただのファンタジーだけではなく、より感動を与えるようなデザインを中国の時代劇や豊かな自然からインスピレーションを受けて開発したそうです。
中国南部のカルスト地形をイメージした、まるで絵画の様な世界がプレイヤーの探求心をくすぐると説明されています。
戦闘はノンタゲ方式で難しさが残るものの、華麗なエフェクトで爽快感を味湧くことができます。
更に、MMORPGでは珍しいガチャ依存度が非常に高い仕様になっています。
少しメイン依頼を進めるとガチャが引ける様になります。
ガチャでは✩4や✩5キャラ、✩3~✩5の武器が出現するようになっています。
しかし、✩5キャラの確率が0.60%、✩4では5.1%とかなり低いです。リセマラが考えられますが、新アカウント作成と依頼を進める必要があり時間がかかります。
キャラや武器はガチャのみではなく、ストーリーを進めると仲間になったり、鍛冶屋で素材を集めることで武器を作成することができるため、無課金でも十分やって行けそうです。
でも、より強いキャラや武器を求めるのであれば、ガチャは避けられないでしょう。
従来のMMORPGというよりは、ソシャゲが進化したMMORPGとして認識した方が分かりやすいでしょう。
ストーリーとキャラ
物語のオープニングでは謎の女性と、彼女と戦う双子の映像が流れていきます。
ここで主人公を選択します、女性(風元素)と男性(岩元素)どちらを選ぶかによって戦闘スキルや物語が多少変わってきます。
そして、主人公の案内役券マスコットの「パイモン」と共に冒険を進めていくことになります。
さらに物語を進めていくと、様々なキャラを入手することができるようになります。
キャラ毎に扱える元素とスキルが異なり、戦闘スタイルも変わってきます。
キャラによっては、定点射撃な遠距離攻撃が可能であり、近接武器で華麗に敵モンスターをなぎ倒していくスタイルや、頭部などの弱点を突くような戦闘スタイルまで多様にあります。
作りが細かい
とにかく、遊び要素が豊富に組み込まれています。
秘境(ダンジョン)や特殊な場所を除く一般フィールドでは、壁や木、建造物を垂直によじ登ることができます。持久力が消費されますが、敷設された道を通らず、近道を探してみるのも一興です。
木や草原では木の実や薬草を採集でき、またフィールドの草やタルなどのオブジェクトを破壊することで装備鍛錬に必要なアイテムや料理素材を入手できます。
とにかくいろいろ壊せます!
フィールドを探索していると、モンスターの集落に出くわすことがあります。
普通ならば退治して終わりですが、モンスターの生活感を垣間見ることができる仕様になっています。
というのも、モンスターを一掃したあとに残っている焚火の跡に火の元素で火をつければ、そこで料理を行うことができます。
料理はとても簡単、タイミングに合わせて真ん中のところをクリックするだけ。
出来た料理はキャラクターのHPを回復したり、バフを付けたりできます。
ダンジョンでは、障害物を特定の元素で破壊することができたり、戦闘中では敵モンスターの木製の盾を燃やすこともできます。
滑空もできたりします。
やはりオープンワールドではマップが気になりますが、実はかなり広く作られています。
マップのくらいくなっているところのワープゲートを活性化することで、マップがどんどん明るくなって行きます。
ファンタジーな世界観として感動を様な地形を目指していただけあって、通常のオープンワールドでは雑になりがちな縦軸方向の動くにも力を入れているようで、とても操作しやすいと感じました。
感想
普段は黒い砂漠ばっかやっていたので、こういうゲームはやはり新鮮だと感じたのと、最近リリースされたあまたあるタイトルの中でもダントツで完成度が高いです。
ガチャメインな仕様なので評価は難しいのですが、黒い砂漠やロストアークよりもずっと直感的で分かりやすく、慣れやすい。
「黒い砂漠」を触った事のある人にとってはコンテンツ不足だとどうしても感じてしまいますが、今後のマップ拡張や新キャラ追加、ストーリー開放でかなりの大作に化けてくるのではないだろうか。
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